2011年外資系証券採用の現状

【外資系証券の採用は非常に厳しい】

2011年もあと少しで終わりますが、国内景気は停滞する一方。証券業務もこの状況では厳しく、栄華を誇った外資系証券会社も例外ではない。

転職コンサルタントの高野秀敏氏によると、最近、外資系企業の採用の話をほとんど聞かないとのこと。

また、ライフアドバンテージ代表取締役の後藤浩之氏によると、

『日本という特殊な市場で地盤を築いているゴールドマン・サックスや日本の財閥系銀行とくっついたモルガン・スタンレーが日本から出て行くことはないでしょうが、クレディ・スイスやバンク・オブ・アメリカあたりは生存をかけて、アジア周辺諸国への進出を考えているのでは?アジア諸国には金融関連の法整備が未熟なところも多いので、早急な撤退ではなく、基盤は日本に置きつつ規模を縮小し、周辺諸国に打って出るという形になると思います』


事実、サブプライムローンの余波を引きずるバンカメは、今年の夏、海外におけるクレジットカード事業からの撤退を発表。外資とはいえ、生き残り作戦はすでに始まっている。



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